僕がスカウト活動を始めたのは、小学校2年の時です。カブスカウト隊に入りました。その時から今まで、キャンプやハイキングなど、たくさんの活動をしてきました。昆虫や自然に関することに興味があったので、屋外での活動はとても充実していました。楽しいと思えたこともある反面、大変だった!と思うこともありました。
一番大変だったのは、夜間ハイクです。ボーイスカウトに上進した次の年の6月の活動で、スタートは西舞鶴駅、ゴールは石原駅で、距離は約30kmでした。午後10時に歩き始めてからしばらくの間は楽しく歩いていたけど、地図で確認すると全然進んでいなくて、30kmという道がどれほど長いのかということがよく分かりました。そして4分の1も進まないうちに足が痛くなり、休憩を取る回数が多くなりました。眠気はほとんどなかったけど、ゆっくりとしか歩けず、スタートした時よりもスピードが遅くなっていました。
空が明るくなってきたのは綾部市に入ったあたりでした。ここの市街地には時々車で来ることがあるので、あともう少しだと思えたし、一緒に歩く仲間がいてくれたので、やりきろうと思いました。でも実際は、そこからもかなり遠く感じて、くじけそうでした。遠くに手を振ってくれているお母さんたちが見え、やっとゴールできるんだと思う気持ちが湧いて来ました。
午前10時頃に石原駅に到着しました。ヤッター!やりきったー!立っているだけでも大変だったけど、気持ちは上々!予定より遅れてしまったけど、最後まで歩き切ることができたので良かったです。
今思えば、よくこんな距離を徒歩で歩けたものだと自分でも驚いています。これまでで一番疲れる活動だったけど、最後まで諦めなかったことは自分の力になったと思います。たくさんの活動をして多くの能力を身につけることができたので、これからの生
活の中でもその力を発揮していけるように努力していきたいです。
(マリオのすけさん) Fu01-004